ユーザーフロー図の作成方法
推測だけでユーザーフロー図を作るのではなく、データを活用してプロセスに役立てましょう。正確なユーザーフロー図を作成するために必要な情報を集めるには、以下の手順に従います。
1. 自社の目的とユーザーの目的を決定する
目的地がわからなければ指示は出せません。同様に、ユーザーにどこに到達してほしいか、ひいてはユーザーが自社アプリやウェブサイトから求めるものが何かがわからなければ、ユーザーフローは作成できません。
ユーザーに製品の購入、ニュースレターへの申し込み、個人情報の提供を要するコンテンツのダウンロードを行ってもらうなど、会社の目的は承知していても、ユーザーが何を目的に自社サイトにアクセスしているかはそれほど明確でないこともあるでしょう。
こうした場合は、カスタマージャーニーマップを作ってみましょう。ジャーニーの各段階での顧客の感情に加え、遭遇するタッチポイントをビジュアル化したマップで、顧客が何を期待しているか、社内でビジョンを共有するのに役立ちます。カスタマージャーニーマッピングソフトウェアを使えば、ユーザーがサイトを訪問する際の方法、サイト離脱後の行動、サイト上での操作などが手軽に把握できます。
キャプション付きの カスタマージャーニーマップテンプレートを挿入します。このカスタマージャーニーマップテンプレートは無料で利用でき、チームで顧客の企業体験のプロセスを明確に視覚化するのに役立ちます。
シングルサインオン(SSO)、エンタープライズ権限、サブスクリプションの状況など、フローが複雑な機能をサポートしている場合は、それらのシナリオの成功基準も前もって定義しておきます。そうでないと、見栄えの良い理想的なパスであっても、エッジケースによって体験が損なわれる可能性があります。
2. 訪問者が自社ウェブサイトをどのように見つけるかを判断する
すでに完成しているウェブサイトやアプリを改善する場合は、データをさらに精査します。Google Analytics を使うと、以下のサイト訪問方法を比率別に確認できます。
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ダイレクトトラフィック
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オーガニック検索
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有料広告
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ソーシャルメディア
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紹介サイト
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メール
こうした訪問方法から、ユーザーについて分かることを検討し、ユーザーが必要とする内容を提供するには体験をどう変えるべきかを考えます。これがユーザーフロー図の開始点となります。
3. ユーザーが必要とする情報とそのタイミングを特定する
開始点が決まったところで、ユーザーが求める情報、ユーザーに取ってほしい行動について考えます。ユーザーをコンバージョンに導くには、最も必要とするタイミングで適切な情報を配信することが大切です。
図を作成する過程では、「自分が顧客だとしたら、このページでとるべき行動は?」、「決済プロセスの移動方法は?」、「自分がこの顧客だとしたら、お客様の声動画を見てどう思うだろう?」など、顧客の視点に立つよう心がけます。特定のページに顧客が求めているもの、そこで浮かぶ感情や考えなどに思いを巡らせましょう。
既存のウェブサイトを最適化するなら、現在うまく機能している部分、つまり、ユーザーが購入などの成果につながるアクティビティを行う際にサイト内で辿っている経路などに注目します。購入に至るまでには数回サイトを訪問する場合もありますので、購入だけでなく、ニュースレター申し込みやポップアップ経由でのテキスト通知送信なども成功例として数えます。
これは、パスワードリセット、期限切れのトライアル、支払いの失敗、アカウント統合、権限エラー、その他の例外といった、発生頻度は低いが影響の大きいパスを洗い出すタイミングでもあります。こうしたシナリオは、図によってページ上に落とし込まれるまで、人々の頭の中(あるいは散在するメモ)にとどまりがちです。
4. ユーザーフローをマッピングする
オーディエンス、そのモチベーション、さまざまなアクションの実行のために一般的にたどるパスが判明したところで、ユーザーフロー図の作成に移ります。Lucidchart など、ユーザーのパスへ簡単に図形をドラッグ・アンド・ドロップでき、顧客を喜ばせ、情報を提供できる機会を示せるビジュアルワークスペースを選びましょう。
オーガニック検索や有料広告など、訪問地点を示す図形から作図を始めます。幾何学的な図形の代わりに低忠実度のワイヤーフレーム図形を使って、サイトやアプリの構造や行動喚起の場所などを表すこともできます。
次に、ランディングページの内容と、顧客がそのページで下すべき意思決定について検討します。図形や意思決定点の追加を続け、フローを完成させます。
不必要な複雑さを避けつつ、完全性を目指しましょう。読者が十分な情報に基づいて意思決定を行うために必要なすべての詳細を含める一方で、流れを阻害するような冗長な情報は避けましょう。提供する詳細レベルは、関係者によって異なります。
ワイヤーフレームをユーザーフローに統合すると、基盤となるシステムロジックに UI をつなげる上で役立ち、各画面が次のステップをサポートしていることを検証しやすくなります。多くの場合、一連のワイヤーフレームによって必要なコードが示唆され、長い文章による説明の必要性が減ります。
ただし、網羅的なドキュメントを作成するよりも効率を優先してください。コンポーネントについてチームが標準的な語彙を共有している場合は、すべての画像を埋め込むよりもパターンに名前を付ける方が効果的なことがあります。図が負担ではなく有用なリソースであり続けるよう、視覚的な詳細のレベルを調整してください。また、オーディエンスが進化し、サイトをナビゲートする動機がシフトするにつれて、ユーザーフロー図は時間の経過とともに変化する可能性があります。
5. フィードバックを収集し、まとめて共有する
サイトやアプリケーションを新規に構築する場合であれば、ユーザーフロー図を他のステークホルダーと共有してフィードバックを集め、調整を行います。提案する体験をステークホルダーがひと目で分かるようにビジュアルで伝えることができます。
ユーザーフロー図が完成したら、UX デザイナー、ウェブ開発者、ソフトウェアエンジニアなどのチームメンバーと共有し、ウェブサイトやアプリの構築を開始する前にコンテキストを提供します。
Lucidchart でユーザーフローを設計すると、図の特定の部分に関するフィードバックを簡単に得ることができます。また、付箋を残したり、コメントに同僚をタグ付けしたりするだけで、リアルタイムまたは非同期で共同作業できます。
さらに、Lucidchart は、プロジェクトを開始した瞬間からコードがリリースされるまで、唯一の信頼できる情報源として機能します。チームがプロジェクト追跡ソフトウェア(JiraIRA や Confluence など)やナレッジ共有ツールを使用している場合は、Lucidchart の図をそれらのツールに埋め込んで、チケットやドキュメントの近くに表示することをご検討ください。双方向同期により、Lucidchart の図を更新すると、他の場所に埋め込んだ図がすべて自動的に更新されるため、チームは常に最新の情報をもとに作業することができます。