ジェノグラムの基礎知識から具体的な書き方、記号一覧の意味、エコマップとの違いまで詳しく解説します。離婚や兄弟関係などの具体的な表現ルールも網羅しているため、初めて作成する方でも迷わず図を作成できます。
ジェノグラムとは?
ジェノグラムとは、家族構成や世代間の人間関係、重要な出来事を記号を使って視覚的に表した図です。家族内で起きた出来事等をジェノグラムを作成・使用することによって、すべて一目で確認できるようになります。ジェノグラムは、福祉関係をメインとして働かれる方に便利な図として使われています。
ジェノグラムの活用場面
ジェノグラムは、社会福祉や医療、保育、教育機関などの支援現場で幅広く活用されています。ジェノグラムを作成することで、主に以下のような目的で役立てられます。
- 家庭環境や人間関係の把握
- 課題や問題行動の分析・背景の可視化
- 適切な家庭支援計画の立案とサポート
ジェノグラム記号一覧
ジェノグラムの図形は性別で別々に表現することができます。例えば四角の場合には「男性」、円の場合には「女性」、三角の場合には「性別不明」と図形が別れています。
|
ジェノグラム記号 | 記号 | 説明 |
|---|---|---|
| 男性 |
ジェノグラム内で男性を表現する時には、「四角」で男性を表現することができます。 |
| 女性 |
ジェノグラムで女性を表す場合には、「円形」で女性を表します。 |
| 不明 |
性別が不明、または基本的に不明な場合には、「三角」で不明な人物を表します。 |
| 本人 |
ジェノグラム内での本人の表示は基本的に二重の四角または円で表示します。 |
| 本人 |
男性キーパーソンの場合には、二重四角で表示します。 |
| 死亡者 |
記号内にバツをつけることによって、死亡者の表現ができます。 |
| 死亡者 |
ジェノグラム上で死亡した方を表現する場合には、記号内の色を塗って表現することもできます。 |
ジェノグラムの書き方とコツ
始める前に家族構成のリサーチをしておきましょう。
事前に以下のような各家族メンバーの基本情報を集めることによってスムーズにジェノグラムの作成ができます。
- 名前
- 生年月日
- 職業
- その他の重要な情報
ジェノグラムの作成ステップ
- 最も古い世代から順に配置しましょう。祖父母から始め、親、そして子供たちの順で配置します。
- 結婚されている家族に関しては、記号と記号同士を結んでいきましょう。子供は二つの図形の下に記号で表しましょう。

- 離婚を表す場合には、以下のジェノグラムの例のように、線の間に二重線または、斜めに一重線を引いていきます。

- 内縁関係の関係を表示する際には、以下のように波線を無線で内縁関係を表示します。

- 各記号の近くに名前や年齢などの追加情報を書き込みましょう。
- 全ての情報が正確で、適切に配置されていることを確認します。
- ジェノグラムの書き方ステップをフォローした後は以下のようなジェノグラムが作成できたはずです。

手書きてジェノグラムを作成するほか、Lucidchart でジェノグラムやエコマップ、家系図や他の相関図の作成がテンプレートで作成することもできます。
ジェノグラムを使用することで、家族関係や生活環境、人間関係を明確に表現できます。これにより、家庭環境やキーパーソンとの関係を深く理解し、最適な支援を提供できるようになります。
ジェノグラムは家族関係を視覚化し、問題点を明確にするための重要な資料となります。Lucidchart を活用して、簡単かつ効果的にジェノグラムを作成しましょう。
エコマップとは?ジェノグラムとどう違うの?
エコマップとは、家族と外部の社会資源(学校、医療機関、福祉サービス、近隣など)との関わりを視覚化した図です。家族内部の血縁関係や歴史を整理するジェノグラムに対し、エコマップは家族を取り巻く外部環境との関係性を捉える点に違いがあります。両者を併用することで、家庭の現状とサポート体制を多角的に把握できます。

家系図・家族構成図とジェノグラムの違いは?
家系図や家族構成図が、血統や「誰が誰の親か」という基本的なつながりを記録する目的で作られるのに対し、ジェノグラムは医療・福祉・カウンセリング現場でのアセスメントを目的としています。
ジェノグラムは、原則として3世代以上の家族構成を対象とし、専用の記号を用いて病歴、婚姻・離婚歴、家族間の関係性(親密、対立など)まで1つの図で詳細に視覚化できる点が大きな違いです。
Lucidchart の基本を4分でマスター

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